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歴史コラム

Presented by 歴史街道推進協議会歴史街道

第4回 源氏物語ゆかりのまちでお茶を楽しむ(京都府)

源氏物語ゆかりのまちを歩く


風光明媚な宇治川に架かる宇治橋

源氏物語モニュメント
山と川に恵まれ風光明媚なまち、京都府・宇治。平安時代には貴族の別荘地として栄え、藤原氏の寺院や別荘がいくつも建てられました。中でも有名なのが平等院。世界文化遺産に登録され、鳳凰が翼を広げたような姿が優美な「鳳凰堂」は十円硬貨のデザインとしても広く知られています。平成26年4月に平成修理を終え、創建当時をおもわせる色彩豊かな美しい姿で公開されています。
ここは、フィクションの世界をめぐる、ちょっと不思議なまち歩きが楽しめるところ。日本のみならず、海外でも人気の平安文学「源氏物語」全五十四帖の最後の十帖。通称「宇治十帖」の舞台です。光源氏の子、薫君と孫の匂宮の二人の男性と大君、中君、浮舟の三人の姫君が織りなす悲恋の物語に描かれた「橋姫」(橋姫神社:祭神の瀬織津姫と水運の神である住吉明神が並んで祀られています)、「夢浮橋」(宇治橋:奈良元興寺の僧道登によって初めて架けられたと伝えられるわが国最古級の橋)、「早蕨(さわらび)」(宇治上神社:世界文化遺産。本殿は平安時代後期に建てられた現存する我が国最古の神社建築)や「総角(あげまき)」…など、史跡とあわせ物語の場所を示す石碑をたどり、平安の雅の世界を想いながら散策してはいかがですか。散策の前に、源氏物語宇治十帖の世界をわかりやすく紹介する「源氏物語ミュージアム」に立ち寄ると、物語の世界がもっと身近に感じることができます。

宇治でお茶を楽しみましょう


朝霧橋
宇治といえば「お茶」。平等院前の参詣道にはずらりとお茶のお店がならび、お茶の薫りがたちこめます。煎茶、玉露、抹茶や最近はさまざまなスイーツがあり、若い女性に人気です。お薦めは宇治市観光センターにある市営の茶室「対鳳庵」。気軽に本格的な茶道体験を楽しめます。「抹茶はちょっと」という方も、宇治市観光センターにある無料のお茶はとても美味しいので、是非。お茶どころの「おもてなし」として毎日、お茶屋さんが交替で良いお茶を提供されているとか。
観光センターから朝霧橋を渡り対岸へ。右手には福寿園の宇治茶工房があり、宇治茶づくり体験や茶料理が楽しめます。また左手には、宇治茶道場「匠の館」が。喫茶のほか、「お茶の淹れ方教室」や「茶香服ゲーム」なども体験できます。「茶香服」は、さまざまなお茶を飲み、銘柄を当てるゲーム。色や味の違いを確かめてください。


ご存じですか 庶民のヒーロー石川五右衛門の不思議な話


十三重石塔
戦国時代、歴史の記録にはほとんど残ることのない庶民の中からいとも不思議な人物が登場します。天下の大泥棒として名をはせた石川五右衛門です。出身地も、経歴も不明ですが、ただ、盗賊の頭であったことと、1594年に党類とともに親子までも京都三条河原で釜ゆでの極刑に処せられたということが記録に残されています。さまざまな逸話の中で、宇治市と京都市をつないだちょっと信じてしまいそうなお話が残されています。
宇治川の中洲である塔の島に建つ高さ15m、現存する日本最古の十三重石塔。この石塔の上から5番目(九重目)の石は、他の石と色が違い、明らかに新しく付け加えられたようにみえます。その石は、石川五右衛門が盗み、盗んだ石は匿ったお礼として京都市伏見区にある藤森神社の手水鉢に使われているとか。神社の手水鉢のそばにそのお話が書かれた看板があります。確かに、良く見ると形も似ており、ほんとうかな・・・と思ってしまいます。実は、十三重石塔は1756年の大洪水で流出し、約150年間川中に埋没。後に、見つけられなかった九重目のみ新しく作られ再建されたもの。300年以上たっても不思議の理由に登場する石川五右衛門は庶民のヒーローかもしれません。
塔の島周辺では、4月4日、5日、宇治川さくらまつりが開催されます。桜舞う、平安の世界を楽しんでみてはいかがですか。


藤森神社の手水鉢

宇治上神社

■周辺の見どころ

花の寺 三室戸寺
源氏物語ミュージアムから徒歩約15分。三室戸寺は源氏物語宇治十帖の古跡「浮船」があるところ。8世紀の創建と伝えられ、西国三十三所・観音霊場第十番の札所であり、花の寺としても知られています。山門をくぐると、右手に広大な庭園が広がり、手前にあじさい、山手にかけてツツジが見渡すかぎり植えられています。
■宇治を旅する映像はこちらから。
「宇治~世界遺産めぐり 平等院鳳凰堂と宇治上神社」
  https://www.youtube.com/watch?v=Wk4_2fy-1eg&feature=youtu.be
「源氏物語ミュージアムと宇治川鵜飼」
  https://www.youtube.com/watch?v=S8muMpUgMwg&feature=youtu.be
「宇治茶めぐり」
  https://www.youtube.com/watch?v=bjeXy7b6cCk
「三室戸寺あじさいと萬福寺」
  https://www.youtube.com/watch?v=ps_CIReGui8&feature=youtu.be
「宇治川と茶の湯」
  http://www.rekishikaido.gr.jp/heritage/course/movie-jp/Uji.html
■宇治の観光情報はこちらから
宇治市観光協会  http://www.kyoto-uji-kankou.or.jp/
■宇治へのアクセス
http://www.kyoto-uji-kankou.or.jp/others/map/access/access.htm
大阪から JRで(京都乗換)約45分(乗車時間)
     京阪(淀屋橋)で、(中書島乗換)約55分(乗車時間)
京都から JRで17分 京阪で27分(中書島乗換)
情報提供/歴史街道推進協議会

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