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歴史コラム

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第18回 大正ロマンとアニメの聖地 宝塚を訪ねて(兵庫県宝塚市)

乙女の憧れ・「宝塚歌劇」


花の道

「すみれの花咲く頃、 始めて君を知りぬ…」大正3年の第1回公演以来、歌と踊りの華やかな舞台で多くのファンを魅了する宝塚歌劇。阪急・JR「宝塚駅」から、宝塚大劇場につながる遊歩道・花のみちを通って大劇場へ。かつては今の倍ほどの長さがあり、「宝塚新温泉道」などと呼ばれていましたが、桜トンネルの美しさが知られるにつれ「花のみち」の名前が定着したと言われています。年代によって連想する演目、スターの顔は違っても、ここは今も昔もロマン薫る乙女の楽園です。現在約450人の団員たちが、「花」「月」「雪」「星」「宙(そら)」の5組に分かれ、ミュージカル、レビュー、ショーなど交代で公演を行っています。
http://kageki.hankyu.co.jp/
宝塚大劇場からモニュメントで飾られた宝塚大橋を渡り、しばらく行くと、大正15年(1926年)オープンの長い歴史を持つ宝塚ホテルがあります。設計者は当時を代表する建築家で、六甲山ホテルなども手がけた古塚正治氏。白く瀟洒な洋館は「お伽の国のようなホテル」と憧れをもって呼ばれたままの姿で現在も残っています。
歌劇を観劇した後、宝塚ホテルで優雅にティータイム……。ゆったりとそんな休日を過ごすてみてはいかがですか。



宝塚大劇場(宝塚大橋から)

宝塚ホテル

マンガの神様・手塚ワールド


手塚治虫記念館

大劇場から東へ。火の鳥のモニュメントが目をひく建物は、宝塚市立手塚治虫記念館です。宝塚は、少年少女の夢を描き続けたマンガの神様・手塚治虫が5歳から24歳までの約20年間をすごしたところ。昆虫採集や天体観測といった自然とのふれあい、宝塚歌劇をはじめとする異文化体験のなかに、40年以上にわたる作家活動の原点を培ったといわれています。記念館は手塚氏が生涯を通して作品に描き続けたメッセージ「自然への愛と生命の尊さ」を基本テーマにつくられました。
館内に入ると、正面玄関を飾るステンドグラスの「鉄腕アトム」や「リボンの騎士」など、手塚作品のキャラクターが出迎えてくれます。手塚治虫の生涯をたどる常設展示、オリジナルアニメを上映する映像ホール、ほとんどすべての作品を揃えたライブラリーなど手塚ワールドが全開。アニメ工房では自分で描いた絵を動かしてアニメ制作体験もできます。
http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/


歴史文化に浸る・清荒神


鉄斎美術館

宝塚は温泉の町でもあります。宝塚温泉の歴史は古く、室町時代から「川面の湯」として親しまれてきました。宝塚駅から武庫川河畔に面した一帯に旅館や温泉施設(ナチュールスパ宝塚)などがあります。泉質はナトリウムや炭酸ガスを含んだ塩類泉で、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩などに効き目があるといわれています。
宝塚駅から宝塚線で一駅。清荒神駅を降りて、約20分。参道に並ぶ店をのぞきながら、歩いていくと清荒神清澄寺につきます。宇多天皇の勅願によって創建されたもので、「日本第一清荒神」の称号を受けたことから「かまど(台所)の神様」「火の神様」として厚い信仰を集め、境内には大小さまざまの火箸が奉納されています。毎月27日・28日の例祭日、1月の初荒神、年末の納荒神には、多くの参詣客でにぎわいます。
境内に建つ鉄斎美術館。独自に南画の世界を拓いた文人画家で近代日本画壇の巨匠・富岡鉄斎と親交の深かった、37世光浄和上が半世紀以上に渡り蒐集した作品は、絵画、書をはじめ、絵付けを施した器物、先人の構図や彩色を学びとるために模写した粉本等、晩年の傑作を中心に約2,000余点を数えます。是非立ち寄ってみてください。


■周辺の見所
武田尾温泉
JR宝塚駅から約10分。トンネルとトンネルの間、川の真上に建つ駅に降りると、山深い渓谷の風景が広がります。有馬・六甲と共に裏六甲三温泉と言われる武田尾温泉は、江戸初期に発見されたと伝えられ、近年では水上勉の小説『櫻守』の舞台として話題となりました。紅葉を楽しみながらゆったりとした気分に浸れます。
■宝塚の情報はこちらから
宝塚市国際観光協会
http://www.kanko-takarazuka.jp/index.html
■宝塚へのアクセス
http://www.kanko-takarazuka.jp/access/index.html

大阪からJRで宝塚まで、または梅田から阪急で宝塚まで(約30分)

情報提供/歴史街道推進協議会
歴史街道のイベント
関西から見る日本の歴史と文化
11月15日(日)13:15〜16:30

世界に類を見ない日本の歴史遺産「古墳」に注目し、日本文化の源、国際感覚豊かな古代日本を様々な角度から探ります。
■講演
「古墳とその時代〜ヤマト王権の成立と展開〜」 白石 太一郎さん(考古学者・大阪府立近つ飛鳥博物館館長)
■トーク
「古墳の歩き方〜あなたの知らない「コーフン」の世界」 伊藤 壮さん(古墳にコーフン協会理事長)
■ディスカッション
「古代史の魅力〜発見・推測・ロマン」

実 施:11月15日(日)13:15〜16:30
会 場:あべのハルカス25階「大会議室」

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