秋は豊饒の季節、医者いらずの秋と言われます。それに比べて冬は寒さに加え年末年始の忙しさも重なって体調を崩しやすい季節です。しかし我が家はすこぶる体調良好。気をつけていることは3つだけ。外から帰った時の手洗いとうがい、ウォーキング、それに旬のちゃんとした野菜を食べる。たったそれだけです。当たり前の様に思われるかもしれませんが実はあまりできていないのが実態です。色々なところでお話をさせていただく時に参加者の皆様に「以上3つともできていますか?」と質問するとだいたい皆さん「はい!」と答えます。でも、詳しくお聞きすると手洗い・うがいとウォーキングはまあまあ皆さん出来ているのですが、最後の「旬のちゃんとした野菜を食べる」は大方の方が出来ていません。毎日野菜は食べてはいるのですがその中身が間違っているのです。多くの方が、スーパーで形の揃ったニンジンを買います。年中ほうれんそうを食べています。おかしいと思いませんか?ニンジンは全て同じ大きさや形なんでしょうか?いえ、普通に作ると形が揃うはずがありません。ほうれんそうには旬が無いのでしょうか?いえ、あります。これはニンジンやほうれんそうに限った話ではありません。全ての野菜や果物にあてはまることです。今、スーパーや百貨店に売られている野菜や果物は工業製品と言っても過言ではないほど規格品になっています。年中手に入ります。なぜこのようなことになっているかはここで話すと紙面が足りませんので割愛しますが、問題はこのような工業製品の様な野菜を食べて「私は野菜を毎日食べているから大丈夫」といいながら実は体を日々弱めていっているという事実を認識をされていない方が多いことです。写真の野菜はスーパーで売られている人参と私がこの冬に食べている人参です。雄弁にならずとも写真は正直です。あえてここでは両者の具体的な比較と体への影響を述べません。この写真から色々なことを感じてみてください。想像してみてください。そして、ひとりでも多くの方が「旬のちゃんとした野菜を食べる」ようになってくれることを、またそういう環境が整うことを願います。病院通いをしない、薬に頼らない、実は身近に答えがあります。ぜひ野菜のことを今一度考えてみてください。そうすることで今年がいままでより体の調子がいいなと実感できる年になるはずです。一緒に健康な平成24年を過ごして参りましょう。