「シシリアンライス」とは、一枚の皿に温かいライスを敷き、その上に炒めたお肉と野菜を盛り合わせ、仕上げにマヨネーズをかけた佐賀県佐賀市のご当地グルメです。うわさによると昭和50年頃に佐賀市内の喫茶店でメニューとして提供されたものが人気になり、佐賀市内に定着しました。
今では市内の多くの店舗でシシリアンライスが提供されており、野菜と肉のバランスや味付け等で、その店独自の味を楽しむことができます。
身近な食材を使えば、家庭でも手軽に調理することができるため、多くの市民に親しまれ、平成21年には佐賀市観光協会により4月4日は「シシリアンライスの日」とされたほか、平成22年には高校生によるオリジナルのシシリアンライスのレシピを競う「シシリアンライス甲子園」が開かれています。
<具材> | ||
米 | ……………… | 150g |
牛肉ももスライス | ||
……………… | 240g | |
油 | ……………… | 適量 |
レタス | ……………… | 40g〜50g |
ミニトマト | ……………… | 60g |
パプリカ | ……………… | 20g |
コーン(缶詰) | ||
……………… | 15g | |
マヨネーズ(トッピング用) | ||
……………… | 20g〜25g |
<調味料>(A) | ||
砂糖 | ……………… | 小さじ1 |
酒 | ……………… | 大さじ1 |
醤油 | ……………… | 小さじ1 |
みりん | ……………… | 小さじ1 |
※今回は使用しませんが、水菜・かいわれ・紫玉ねぎ・人参・青じそ・焼きのり・炒りごまなどをお好みで入れても美味しく出来上がります。 |
本来なら牛肉を油で炒めるシシリアンライスを、油を一切使わず、野菜と一緒にヘルシーにしあげています。
九州のお酒と言われてまず思い浮かぶのは焼酎ですが、佐賀県のお祝いごとに欠かせないのが佐賀県産の日本酒です。実は、国の家計調査では、佐賀市が一世帯当たりの年間清酒購入金額において堂々の第1位になっています。
清らかな水と豊富な生産量の米により、佐賀県では江戸時代から日本酒づくりが盛んです。現代でも、佐賀県産の原材料を100%使用し、県内の蔵元で醸造後、味覚審査に合格した純米酒と本格焼酎のみを「佐賀県原産地呼称管理制度認定酒」として認定する制度を創設し、お酒の品質管理を徹底的に行っています。厳正な審査に合格し、消費者に満足していただけるお酒を提供するために、県内の蔵元が切磋琢磨した結果、平成23年には、世界最大規模のワインコンペティションであるIWC2011のSAKE部門において鹿島市富久千代酒造(有)の「鍋島 大吟醸」が最高賞を獲得しました。
また、佐賀県では、平成25年6月に、都道府県レベルとしては全国で初めて「佐賀県日本酒で乾杯を推進する条例」が制定されています。