「水炊き」は約100年以上の歴史をもつ福岡の代表的な郷土料理。骨付きの鶏肉でじっくりダシをとったスープで食べる鍋料理です。鶏の旨みが溶け込んだスープはあっさりとしていて、そのまま飲んでも深い味わいがあります。食べ慣れた人は最初にこのスープだけを福岡特産の細いネギ・コウトウネギをきざんで薬味とし、好みで塩を少々足します。次に鶏肉、キャベツまたは白菜、春菊と箸を進め、最後に雑炊でしめくくるのが一般的な食べ方です。
写真提供:福岡市
<具材> | ||
鶏肉(骨付き) | ||
……………… | 1kg | |
白菜 | ……………… | 1/2玉 |
春菊 | ……………… | 1束 |
豆腐 | ……………… | 1丁 |
くずきり | ……………… | 100g |
ネギ | ……………… | 2本 |
塩 | ……………… | 小さじ2 |
学問の神様、菅原道真公をお祀りする太宰府天満宮。合格祈願で有名な天満宮の門前町の名物、梅ヶ枝餅のいわれは、二説あります。ひとつは大宰府で鬱々とした日々を過ごす菅公を慰めようと浄明尼(じょうみょうに)という老尼が餅を作り差し上げたことに由来するもの。もうひとつは太宰府天満宮の門前で餅を売っていた老婆が、菅公が亡くなった時に、棺に梅の一枝を添えて餅を差し上げたというのが始まりだという説です。今では合格祈願のご利益を願う大宰府の名物としてお土産や物産展などでも人気です。