全国有数のカキの生産量を誇る岡山県。なかでも備前市日生町はおいしいカキが水揚げされる漁港として有名です。「海のミルク」と言われる栄養豊富なカキが美味しくなる冬期はうまみ成分のグリコーゲンが増えます。水揚げされたばかりの新鮮プリプリのカキは加熱しても縮まないのが特徴です。カキオコは地元漁師の間では昔からあった料理とか。漁師の奥さんがカキむきに失敗して売り物にならないカキをお好み焼きに入れたのが始まりではないかと言われています。焼き方は広島風でも大阪風でもなく、山盛りの千切りキャベツにトロトロの生地をサッと混ぜて、バーッと鉄板に広げて焼きます。カキ好きにはたまらない独特の味が今では全国から注目されています。
<具材> | ||
カキ | ………… | 10個 |
キャベツ |
………… | 90g |
やまいも |
………… | 適量 |
小麦粉 |
………… | 30~40g |
水 |
………… | 50cc |
天かす |
………… | 適量 |
紅ショウガ |
………… | 適量 |
かつおぶし |
………… | 適量 |
日々皆様によろこんでいただける「牡蠣(かき)料理」「カキオコ」を提供出来るようこころがけております。
一種の五目ちらし寿司です。その具の種類の多い事からも、山海の幸に恵まれ、お米も又よしの岡山にして初めて生まれたお寿司です。江戸時代藩祖池田光政(1609~82)以来の代々の倹約令により贅沢を禁じられ、庶民がそれに反骨し、一升一両と言われたほど贅沢な寿司に変貌したのは、五代藩主治正(1818~30)の文化・文政の頃であったと言われています。具はすべて別々に煮炊きし、各材料の持ち味を生かしながら、全体の味が統一されています。今日でも祭礼などの日に手作り料理として供されることが多いです。