富山県砺波のソウルフードとも言われる「よごし」は、野菜も葉や茎をゆでて細かく切り、味噌で味付けをして炒りつけたたものです。大根菜やナスなどいろいろな素材で作られます。とにかくごはんに合い、昔の人たちは朝ごはんには必ず「よごし」をいただいていたようです。味噌で野菜を“汚す”ということが名前の由来とか・・・野菜が手に入りにくくなる冬の保存食として昔からの生活の知恵でもあります。
大根の葉 | ………… | 100g |
味噌 | ………… | 大さじ1 |
ごま油 | ………… | 少々 |
刻みごま | ………… | 適宜 |
みりん | …… | 少々 |
砂糖 | …… | 大さじ1 |
唐辛子 | …… | 少々 |
おすすめは、白海老唐揚げ(680円)、五箇山堅豆腐(480円)など。コースは、ちょい飲みなら旬の食材の刺身、焼き、揚げもの3品のおためしコース(1,300円)。
人気は、7品に氷見うどんが最後に出る氷見うどんコース(3,000円)。
※価格は税別、コースは2名様より
富山県は、婚礼や人生の様々な節目、お祝いなどに細工蒲鉾が使われる事が有名です。鯛をはじめとして鶴亀、松竹梅、宝船や富士山など、さまざまな縁起物をかまぼこで色彩豊かに形づくります。繊細でダイナミックな装飾は、熟練した職人の手仕事です。数ある細工かまぼこの中でも代表的な鯛の場合、鯛の形に成型した純白のすり身に、柔らかく練って色づけしたすり身を塗り重ねたり、絞り出し袋を自在に使ってヒレや目を描き、生き生きとした姿に仕上げていきます。もちろん下書きなどありません。長年の経験と豊かな絵心に裏打ちされた技によって、かまぼこに鮮やかな生命感が吹き込まれます。
細工かまぼこは、富山では婚礼の引き出物に欠かせません。また、お祭りや上棟式などさまざまなお祝い事も、職人の技が咲くかまぼこが華やかに彩ります。
今月ご紹介した「よごし」は、野菜がなかなか採れない冬場の保存食。それは雪深い富山県の内陸部にある砺波地方だからこそ昔から伝わる、食べ物をとことん大切にする生活の知恵とも言えます。各地方の郷土料理にはその地域の気候や生活に合った知恵がいっぱい詰まっています。食を学ぶこと、料理を楽しむことは現代人にとっても大切なことですね。
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