第4回 葵プロジェクト

子どもたちも一緒にフタバアオイを育てる

【都道府県】京都府京都市
【団体名】葵プロジェクト

概要
毎年5月15日に執り行われる京都三大祭のひとつ「葵祭」では、フタバアオイの葉を約1万枚も使う。しかし、環境の変化とともにフタバアオイの自生地は年々減少し、日本を代表する伝統行事である「葵祭」の古式に則った継承が危ぶまれている。そこで、上賀茂神社境内に自生するフタバアオイの里親を募り、市民による「葵の森」の再生を図るとともに、日本の伝統を支える自然と文化のつながりを未来に伝えていく。
目標
環境変化により、京都三大祭のひとつ「葵祭」に必要なフタバアオイの自生地が激減している。一般市民や学校にフタバアオイを育成する協力を求め、自然と文化のつながりについての意識啓発を図りながら伝統祭事「葵祭」を次世代へ継承する。
未来遺産委員会のコメント
自然との関わりの中でつくられた「葵祭」という日本文化を、フタバアオイの植生サポートを通じて守ることで、世間と学校とのつながりが生まれ、さらに地域を越えて多様な関わりのもと文化を継承させる仕組みがつくられていると評価できる。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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