第12回 ★未来人(みらいびと)への贈り物★ 宗谷防人物語(そうやさきもりものがたり)

【都道府県】北海道稚内市
【団体名】稚内市歴史・まち研究会

“戦争遺産「稚内赤レンガ通信所」の再生と
明治から始まる国境警備のために活躍した人々(防人)や
先住民のものがたりを子どもたちに伝える。”


選考理由
日本各地で、近世・近代の国際関係の歴史と戦争を伝える遺産が危機に瀕しています。稚内に残される3棟のれんが造りの建造物、赤れんが通信所(旧海軍の稚内通信所)もその一つで、住民が中心となり細々と修復のための活動を行っています。このプロジェクトは、戦争の遺跡と平和をいかに考え、伝えていくかという重要なテーマに対し、稚内の建物の保全・活用を通じて、子どもたちに伝えるといった点においてモデル性と将来性が高く評価されました。
登録団体の人からの喜びの声
このたびは選考いただきお礼申しあげます。間宮林蔵が稚内から樺太に渡り間宮海峡を発見し今年で201年の節目となります。宗谷防人は、宗谷の厳しい自然との戦いでもありました。制作する紙芝居が私達の伝えたいものになるかどうか不安ですが、素材は一流です。全国の様々な方の応援をいただきながら、未来の子どもたちに喜んでもらえるものにしたいと思います。稚内は漁業 、観光都市でもありますので、皆様のご来所を歓迎いたします。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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