世界遺産活動・未来遺産運動

聖カトリーナ修道院地域(エジプト・アラブ共和国)

■モーゼの十戒にちなむ地

 エジプト北東部のシナイ半島南部、アラビア語で”モーゼの山”を意味するムーサー山(別称シナイ山、標高2285m)北麓にあるギリシア正教修道院。モーゼが十戒を授けられたこの荒涼たる地を中心に、ユダヤ教徒、キリスト教徒、イスラム教徒にとって宗教的に重要な意味を有する聖地が散在する。かつてモーゼが目撃したという”燃える柴”の周辺に聖堂が4世紀に築かれ、6世紀にはビザンチン帝ユスティニアヌスが現在の修道院の基礎を築いた。最も古いキリスト教の建造物であり、ビザンチン式建築の研究において非常に重要である。

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※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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