世界遺産活動・未来遺産運動

西ガーツ山脈(インド)

■アフリカとアジアの生物が混在する山脈

 西ガーツ山脈はインド西海岸沿いに1600kmにわたって連なり、登録地域は39の保護地域からなる。インド半島は約1億8000万年前にはゴンダワナ大陸の一部としてアフリカと地続きであったが、約1億3000万年前から約5000万年前までは孤立した島となり、その後、ユーラシア大陸に衝突して現在の形となった。このような地史を反映して、アフリカ由来とアジア由来の生物が混在し、さらに独特の進化が見られるような「進化の移行帯」となっている。種の多様性に富むとともに、大陸にもかかわらず固有種が多い。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

世界遺産 豆知識の一覧はこちら>

新規会員登録

全国のあすたいむ倶楽部