世界遺産活動・未来遺産運動

サルーム・デルタ(セネガル共和国)

■西アフリカ地域沿岸の考古学遺跡

 3つの川の支流によって形成され、人びとの生業を支え続けてきた魚や貝類の漁が盛んな約5,000k㎡にわたる遺産である。200以上の島々と小島、マングローブの森、大西洋の海洋環境や乾燥林、汽水域の水路を含む。この遺産には、218の貝塚が発見されており、中には数百mの長さになる貝塚もある。塚の形をした28の埋葬地からは、優れた考古遺物が発掘されている。それらは、人類の西アフリカ沿岸地域の居住地の歴史を証明すると同時に、デルタ地帯に展開したさまざまな時代の文化を理解するために重要である。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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