世界遺産活動・未来遺産運動

ラバト:近代都市と歴史的都市が共存する首都(モロッコ王国)

■20世紀のアフリカを特徴付ける都市景観

モロッコ北西、大西洋岸に位置する首都ラバトは、20世紀前半のフランス保護領時代に計画的に改造された都市。アフリカ北西部のマグレブ地方特有の旧市街のデザインが尊重され、その南側に新市街が組み込まれている。宮廷や住宅、商業地区、庭園などからなる新市街は、20世紀のヨーロッパ的都市理念が周辺に伝播した顕著な事例。旧市街には12世紀や17世紀のイスラム王朝時代の建物も残り、多様な建築要素や、過去と現在の建築物が見事に調和し、洗練された都市を形成している。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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