世界遺産活動・未来遺産運動

イタリアのロンゴバルド族:権勢の足跡(568-774年)(イタリア共和国)

■東・西ローマとゲルマン文化が融合した独自文化の発展

イタリア半島全土に及ぶ要塞、教会、修道院を含む7つの建築群で構成される。北欧から移住してきたロンゴバルド(ロンバルド)族が6世紀から8世紀にイタリア半島を広く統治し、独自の文化を発展させたことを証明している。その建築様式は、古代ローマの伝統、キリスト教の精神性、ビザンチン文化の影響とゲルマン系北欧様式を統合させ、古代から中世への移行期を表している。これらの遺産は、中世ヨーロッパキリスト教の精神的、文化的発展にロンゴバルド族が主要な役割を果たしたことを示している。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

世界遺産 豆知識の一覧はこちら>

新規会員登録

全国のあすたいむ倶楽部