■ルブ・アルハリ砂漠につながる荒涼とした大地

この遺産は、ヨルダン南部、サウジアラビア国境付近に位置する74,000haの地域である。狭隘な渓谷、自然に形成された岩石のアーチ、切り立った崖や傾斜地、大規模な地すべり地形や大きな洞窟など、変化に富んだ砂漠の景観がある。岩絵や碑文、その他の考古学的遺跡群は、約1万2000年にわたり人間と自然が共存してきたことを証明している。約25,000の岩面彫刻と約20,000の碑文の組み合わせは、人間の思考の発展と文字の初期段階を解明でき、この地方の牧畜、農業、都市生活の進化の過程を示している。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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