シニアのためのソーシャルネットワーク

50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。

コラム一覧
第3章 シニアのためのセカンドライフ
第二回 シニアって?(2)
第三回 シニアって?(3)
第四回 自己実現と自己責任
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■担当マナビスト

山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
URL : http://crescendo.ne.jp
ツイッター :http://twitter.com/
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【 第3章 シニアのためのセカンドライフ】
 第三回 シニアって?(3)

 前回、『生きがい』とか『働きがい』というお話をしましたが、今回は少し難しくはなりますがこれを理論的に体系化した人の説をお話します。
 名前はアメリカの心理学者でアブラハム・マズロ-といいます。ご存知の方もおいでとは思いますが人間の欲求を次のように5段階で理論化した人です。
 まず一番下の次元が1.生理的欲求、2.安全の欲求、3.所属と愛の欲求、4.承認(尊重)の欲求、5.自己実現の欲求という自己実現のレベルで5段階に階層分けをした人です。
 『働きがい』を主に求めていた時代、現役の時代では、経済的な安定性や健康の維持、暮らしの水準という2のレベルや、会社に属しているとか安定的な人間関係などの3のレベルや、他社からの尊敬や社会的、社内的地位への渇望などの4レベルなどを求め頑張ってきたはずです。これが一般的に『生きがい』とか『働きがい』という言葉に置き換えられます。そして定年退職という事象により一応これらの欲求は落ち着きます。
 しかし、人間には絶えずこの4つの欲求段階が達成されても、次の5の段階である、自己実現の欲求はあります。すなわち、子供も学校を卒業し、結婚もさせ、孫もおり、一応退職金でローンも返済でき、少ないけれども夫婦2人年金で暮らせていけるという理想的なリタイア後の生活ができていて4つの欲求が全部満たされても、この環境に自分は満足しきれないという感情が少しでも出たとき、すぐに新しい不満が出てきて現状に満足しなくなります。
 60歳、65歳自分はまだまだ健康で、自分の能力や可能性に少しでも自信のある人は自己実現の欲求を達成しようと試みます。ただ、他方自己実現は自己責任というリスクをともないます。セカンドライフのなかでの自己実現というのは若い頃とは違いこのバランスが非常に大切になります。
 このマズロ-の欲求段階説というのはいろんな学説的批判もあるのですが、人生50年60年生きてきて、この説を読み、自分なりに解釈すると基本的な欲求について階層ごとに納得できるものがあります。
 前回述べた『生きがい』より『働きがい』を求めていた若い頃は1から4までの階層を実現しようとおそらく皆が必死だったと思います。まさしくマズロ-の欲求段階説の1から4は若いころの『生きがい』という生きる意味そのものでした。
 セカンドライフを迎えた私たちは5のレベルであり、絶えず自分自身が生命体としての役割を終えるまで自己実現の欲求というものは持ち続けなければなりません。
 今回は少し小難しい話にはなりましたが、自己実現する欲求という精神的緊張感をもたなければ体力の衰えをカバーすることもできず思ったようなセカンドライフを送れなくなります。

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