シニアのためのソーシャルネットワーク

50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。

コラム一覧
第3章 シニアのためのセカンドライフ
第十一回 生きがい就労開発事業(3)
第十二回 セカンドライフビジネスとは(1)
第十三回 セカンドライフビジネスとは(2)
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■担当マナビスト

山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
URL : http://crescendo.ne.jp
ツイッター :http://twitter.com/
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【 第3章 シニアのためのセカンドライフ】
 第十二回 セカンドライフビジネスとは(1)

 これまで、セカンドライフにおいて、ビジネスをする場合の情緒的な部分について踏み込んで書いてきました。今回からいよいよビジネス、いわゆる巷で言われているシニアビジネス、シニア起業についてお話していきます。

 定年が延長され、昔のように55歳で定年するのではなく、だいたい65歳ぐらいまでみなさん勤め上げます。医療の進歩もあり、日本人の健康寿命は75歳ぐらいまでに延びました。このようななかで定年後ビジネスを立ち上げ起業する人も多くなりました。

 経済産業省は55歳以上の年齢を「シニア」と定義づけています。日本政策金融公庫の発表によると、起業における50歳以上の占める割合は24.3%あるそうです。定年延長のかわりに年金の支給年齢が引き上げられたこともあって、シニア起業をする人が多くなってきています。シニアの間でよく言われる年金だけでは食べていけないという時代が到来しているのでしょう。

 このようなことを背景にシニア起業を考えてみるとき、一番何に意識してシニアという年齢で起業するのかを考えることが必要となります。いわゆる起業の動機です。若いときの動機とはまったく違うはずです。それが仮に若いとき夢みてたことを、やりたかったことを実現するということであっても、シニアになったときの動機がこれでは先々詰まってきます。

 シニアの動機を考えるときは、認めなければならないことを認めることが必要です。サッカ-選手がよく使うようになってから有名になったフィジカルということば、いわゆる身体能力ですが、これは確実に年を重ねるごとに落ちてきています。またまたネガティブなことを言うとお叱りを受けそうですが現実です。

 しかし、他方、身体に無理をかけないそこそこのビジネスで、そこそこ儲ければいいという商売はありません。そんなことを考えてセカンドライフのビジネスをすると、あっという間に退職金はなくなるわ、家はなくなるわ、年金は返済にまわさなくてはならないわと、とんでもないことになってしまいます。

 とにかくセカンドライフビジネスは、まず、自分の現状をよく認識し、モチベ-ションが続くような動機探しをすることが第一歩です。

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