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第三回 夏越の祓

 前回のお話しで、”気持ちのいい場所をつくる”ことをお話ししましたが・・・、今回はもう一つの方法。

 京都では大昔より、6月と12月に大祓の神事を行ってきました。
 一年のちょうど折り返しにあたる6月30日に、この半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を祈願する「夏越の祓(なごしのはらえ)」が行われます。

 夏越の祓(なごしのはらえ)とは、六月の最終日。一年の上半期の最後の日、六月の晦日の行事です。
 夏越の祓はまた、水無月の祓(みなづきのはらえ)ともいいます。文字についても昔は、名越の祓と書いたそうです。
 旧暦で言えば六月は、夏の終わりの月でもありましたので、「夏越の祓」と呼ばれます。

 夏越の祓の行事としてよく見られるものが、「茅の輪くぐり」。
 茅(ちがや)で大きな輪を神社の境内に作り、この茅の輪をくぐることで病気や禍を免れようという神事です。
 「水無月の夏越の祓する人は千歳の命延というなり」と唱えながらこの輪を、先ず左足から踏み入れ 8の字を描くように 3度くぐるのが正しい茅の輪くぐりだそうです。

 茅輪神事の由来は、日本書紀・古事記までさかのぼり・・・
 ”昔、素盞鳴尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)巨旦将来(こたんしょうらい)という兄弟のところで宿を求められました。弟の巨旦将来は、豊かな生活をしていたのにそれを断りました。しかし、兄の蘇民将来は貧しい暮らしをしていましたが、素盞鳴尊をお泊めして、厚いもてなしをしました。
 その後何年かたって素盞鳴尊は再び蘇民将来の家を訪れて、「もし悪い病気が流行することがあったら、茅で輪を作って、腰につけていれば病気にかからないですむでしょう」 とお教えになりました。”というものです。
 これから、「蘇民将来」と書いた紙を門にはっておくと災いを免れるという信仰が生まれました。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになりました。

 今は全国各地の神社で、6月30日にこの「夏越の祓」が行われるので、近くの神社に赴き半年の厄払いを人型に込めて行うのもよいでしょう。
 でも、神社に行けない!という方。12月の晦日同様、この日に大掃除をおこなうとよいとされています。私自身はむしろそのことに意味があるとも思っています。
 半年の塵やほこりをきれいに清め、また新たな気持ちで下半期を迎える。その場所の気の流れも良くなり、きっと「気持ちのいい場所」になるはずです!
 また、6月30日は”水無月”を食べる日です。
 この「夏越の祓」に用いられるのが、6月の和菓子の代表ともいうべき“水無月”です。”水無月”の上部にある小豆は悪魔払いの意味があり、三角の形は暑気を払う氷を表しているといわれています。
 きれいになったすがすがしい場所で、水無月をいただいたらパワーアップ間違い無し!!

 昔から伝わる、日本独特の神事。是非こんな現代だからこそ、見直してみませんか。

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