第1回 久保川イーハトーブ世界 自然再生事業

太夫峰前衛峰から白神山地の最高峰、向(むかい)白神岳(1,243m)を望む

【都道府県】岩手県一関市
【団体名】久保川イーハトーブ自然再生協議会

概要
岩手県一関市を流れる久保川流域には、自然と人間がおりなした伝統的な里地里山の景観が残り、現在の日本では希少となった多様な生物を見ることができる。水田・ため池の自然環境を侵略的外来種(ウシガエル・セイタカアワダチソウなど)から守り、「里歩き」やエコツーリズムを通じて未来に引き継いでいこうとする仲間を募っている。

※「イーハトーブ」は宮沢賢治の造語で心象世界の理想郷を指す。「久保川イーハトーブ」とは、当該地域の望ましい里地里山の姿のこと。

目標
「日本の里100選」に選ばれ、日本の生物多様性の保全上、重要性の高い久保川流域(=久保川イーハトーブ世界)の豊かな生物多様性と里地里山を後世に引き継いでいく。
未来遺産委員会のコメント
地域からの発意と多様な主体と参加による生物多様性の保全、自然再生のモデルとして、国際的にもその優位性をアピールできる活動であると評価できる。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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