
■隔絶の地に残された極北の自然
- この遺産は、中央シベリア北部にあるプトラナ台地の中央部に位置するプトランスキー自然保護区と一致しており、北極圏内100kmほど北にある。
隔絶された山岳地帯に、手つかずの寒冷な湖や河川をはじめ、原生的な状態のタイガや疎林のあるツンドラ、ツンドラと極地砂漠といった、亜北極圏から北極圏までの生態系がそっくり残されている。
また、ここは、トナカイの重要な移動ルートにもなっており、近年ますます希少となってきた自然の営みが広範囲で息づく数少ない地域といえる。
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※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。
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