世界遺産活動・未来遺産運動

中国丹霞(中華人民共和国)

■亜熱帯の赤い堆積層

 丹霞とは、大陸由来の岩による赤い堆積層が、土地の隆起といった地球内部の力と、風化や浸食など外からの要因を受けて形成された景観の中国での呼び名である。登録された地域は6カ所から成り、中国南西部の亜熱帯地域に位置している。
目を見張るような赤い岩壁と、浸食によって形成された自然の石柱や塔、峡谷、滝などの地形を特徴としており、森の緑や青い水などとともに美しい景観をつくりだしている。
また、これら起伏の激しい地形は亜熱帯の常緑広葉樹林を保全するのに役立ち、約400種の希少種や絶滅危惧種などを含む、多くの動植物が確認されている。

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※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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