世界遺産活動・未来遺産運動

南ラグーンのロックアイランド群(パラオ共和国)

■人々の生活の跡も残る生物多様性の宝庫

 パラオ南西部に浮かぶロック諸島の南ラグーンは、石灰岩の大小の島々と周囲のサンゴ礁からなる。445に及ぶサンゴ礁由来の島々は火山活動による隆起によって誕生し、淡水湖と海水湖からなる52の海洋湖は「生物進化の実験室」と呼ばれるほど多様な性質を持つ。746種の魚類、385種のサンゴ、13種のサメとマンタが生息する水域は、新種が続々と見つかる生物多様性の宝庫。現在は無人島だが、紀元前3100年から2500年間にわたって人が住み、洞窟や岩絵、墓など生活の痕跡があることから、複合遺産に登録された。

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※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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