
■北アメリカに残る初期入植者の記録
- ノヴァスコシア州、マイナス湾の南に位置するグラン・プレの湿地と考古遺跡は、堤防などを設けた木造の水路システムを利用した農地の発展を示す文化的景観である。このシステムは17世紀にアカディア人(フランス系入植者)が始めたもので、現在でも維持され続けている。グラン・プレの景観は、北アメリカへの最初のヨーロッパ人入植者が、入植地の環境に適応した好例。同時に、1755年以降にアカディア人が強制退去させられた、グラン・デランジュマンと呼ばれる出来事を刻む記念碑的な場所でもある。
-
大きな地図で見る
※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。
世界遺産 豆知識の一覧はこちら>