世界遺産活動・未来遺産運動

レンゴン渓谷の考古遺跡(マレーシア)

■東南アジア最古の旧石器時代遺跡

 マレー半島のレンゴン渓谷に残る、183万年前から1700年前にかけての石器加工場と洞窟群。2群に分けられる4つの遺跡はいずれも保存状態が良好で、旧石器時代から新石器および青銅器時代に至るまでの考古遺物が出土している。これらは、アフリカ大陸以外で最古の人類の痕跡であり、一地域に最も長期間にわたって人類が定住したことを示す遺跡のひとつである。なかでも、1万120年前のペラ人の骨格は、東南アジアで最も完全な全身骨格として、きわめて貴重なものとなっている。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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