
■50万年におよぶ人類進化の軌跡
- イスラエル北部、カルメル山の4つの洞窟と、その前面の段丘に立地する遺跡群。50万年前の旧石器時代前期のアシュール文化から、25万〜4万5000年前のムスティエ文化、1万5000〜1万1500年前の終末期のナトゥーフ文化までの様相を示し、人類進化や文化の変遷を長期にわたって示す遺跡。これらの遺跡は、ムスティエ期にネアンデルタール人と現生人類が同時に生存していたことや、ナトゥーフ期に旧石器時代最後の狩猟採集社会から新石器時代の定住農耕社会へと移行した過程などを証明している。
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※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。
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