
■良好な保存状態を誇る4つの鉱山群
- グラン・オルニュ、ボワ・デュ・カジェ、ボワ・デュ・ルックとブレニー・ミーヌは、19世紀前半から20世紀の後半にかけて稼働した炭鉱群。同時代のベルギーの炭鉱では最もよく保存された場所である。ヨーロッパ大陸での産業革命を象徴する最古の例のひとつでもある。地上と地下の両方の炭鉱産業に関する多くの技術的な遺構を含み、炭鉱関連の産業建築、労働者寮など、炭鉱の町における都市計画の様相を伝える。特に、1956年にボワ・デュ・カジェで起こった鉱山火災の記憶を留める点でも重要である。
※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。
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