世界遺産活動・未来遺産運動

シリア北部の古代村落群(シリア・アラブ共和国)

■ローマ時代からビザンチン帝国時代の農村生活

シリア北西部にある8つの公園の中にある40ほどの村落群は、古代ローマ時代の多神教からビザンチン帝国時代のギリシャ正教会への変遷と、それぞれの時代の農村生活を示す重要な例である。これらは、1世紀から7世紀にかけて築かれ、8世紀から10世紀の間に放棄された。住居や多神教の寺院、教会、貯水槽、浴場などの建造物や景観が極めて良く保存されている。また、利水技術、防塁をはじめ、古代ローマ人の農地計画をよく表しており、住民たちが農業生産に精通していたことを証明している。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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