世界遺産活動・未来遺産運動

セリミエ・モスクと複合施設群(トルコ共和国)

■オスマン帝国時代のモスクと併設された複合施設群

セリミエ・モスクは、大きいドームと周囲に細い4本のミナレットを持ち、かつてのオスマン帝国の首都エディルネそびえ立つ。内装には、全盛期のイズニク産のタイルが使用され、卓越した芸術性を示している。併設の施設とともに、16世紀のオスマン帝国で最も著名な建築家シナンの設計で、マドラサ(イスラーム神学校)、屋根の架かった市場、時計棟、中庭、図書館などを含む複合施設は彼の最高傑作とされる。モスクの併設施設であるオスマン帝国のキュリィエの中で、最も調和がとれた作品として評価されている。

※本内容は日本ユネスコ協会連盟の協力のもと、転載しています。

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