シニアのためのソーシャルネットワーク

50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。

コラム一覧
第3章 シニアのためのセカンドライフ
第六回 セカンドライフの分水嶺
第七回 多様性の壁
第八回 『生きがい』と「生活のため」
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■担当マナビスト

山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
URL : http://crescendo.ne.jp
ツイッター :http://twitter.com/
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【 第3章 シニアのためのセカンドライフ】
 第七回 多様性の壁

 セカンドライフは大きく分けて、趣味や社会貢献といったスロ-ライフと自分がやってみたかったビジネスなどにチャレンジするビジネスライフという2種類があります。

 最近は昔と違いスロ-ライフを選択するにしてもビジネスライフを選択するにしても、そのライフステージを簡単に楽しむことができます。たとえばスロ-ライフを選択しても昔はボランティアという言葉はありましたが、NPOという組織などはありませんでした。園芸を楽しむにも貸し農園というビジネスもありませんでした。

 ビジネスライフを選択しても、昔は名刺に携帯電話の電話番号を入れるだけで怪しいと考えられていました。今やビジネスをはじめるにあたって携帯電話の番号を名刺に入れ、自宅事務所ということでもひとつも違和感はありません。さらにオフィスにおいても狭いながらも安い事務所を借りることができるようになりました。

 ここで忘れてはならない肝心なポイントは、セカンドライフをスロ-ライフで送ろうともビジネスライフでおくろうとも社会の多様性が強まっているということです。これはあるときは価値観の多様性であったり、あるときは市場の多様性であったりします。スロ-ライフで送ろうとすると、価値観の多様性という壁に突き当たったり、ビジネスライフで送ろうとすると市場の多様性という壁に突き当たります。

 では、このような壁をどのように乗り越えるかですが、まず、自分自身のいろんな価値観を変えるということはたいへん難しいかと思います。この価値観をこれらの壁に合わせていくことができればどういうライフステ-ジであろうと通用するでしょう。

 ですが大半の人がここで苦しみます。ですから別にすべての価値観を合わしきるのではなく、自分で合わすことができる価値観にフォ-カスすることが必要となります。そのフォ-カスする作業を怠りスロ-ライフやセカンドライフをおくるとかえってストレスを感じ失敗するという結果になります。

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