50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。
山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
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シニアビジネスを立ち上げる動機というのはどのようなものなのでしょう。
新規開業の動機は、一般的な起業動機としては「自由に仕事をしたい」「収入を増やしたい」という理由が主なものです。これに対してシニアの場合は、「仕事の経験・知識や資格を生かしたかった」「社会の役に立つ仕事がしたかった」などが主な開業動機となってきます。
収入という面で比較しても、シニアの場合は、家計の維持や補助というレベルになります。これは子供も独立して、住宅ローンも終わっているなどして家計の支出が小さくなっているため当然の意識の変化です。この年齢から一攫千金を狙おうと思い起業するシニアはそれほど多くはいません。というよりも、社会的経験を積んできたシニアの良識的な判断だと言えるでしょう。
このようなことからシニアビジネスを結論づけると、いわゆる「家計の足しになるようなビジネス」これがシニアビジネスのスケール感となります。シニアビジネスがこのような小さいスケール感ですから、現役時代に何千万とか何億とかの企業取引をやっていた方には非常に物足りなく感じるときがあるでしょう。
これは前回述べた経験ということと同じ落とし穴であり、現役時代の経験や成功体験の尺度でシニアビジネスをおこなうのと同じ取扱うお金のスケール感をもったビジネスをイメージするとすぐにイヤになり失望してしまうことになります。これは初期投資も同様です。シニアの場合元気に働ける期間が限られます。年金や退職金を使い切るような大きな投資は避けたほうがよいでしょう。
このように書くと何か非常に消極的なように考えられるかもしれませんが、これはシニア起業にだけ言えるということではなく、開業、起業するときには大きなポイントとなります。「小さく生んで大きく育てる」これが起業するときの鉄則です。
ましてこれからは、今以上に高齢化社会が進むのですからシニアビジネス、シニア起業の競合、競争が起こっても不思議ではありません。絶えず、このような広い視野、先をも意識した視野で起業することが必要となってきます。
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