▶ iza-Now特集 > 春の香りと歴史の息吹を感じて大阪の街を歩く。
春の香りと歴史の息吹を感じて大阪の街を歩く。 新町〜北堀江春の心地よい日差しに誘われて街歩き。新緑の樹々や鮮やかな花々が目を楽しませ、歴史の名残りに浪漫を感じるひととき。今回は、新町から北堀江エリアをお散歩。 碑やレトロな建造物に浪漫を感じながら街の魅力に触れる時間  大阪市西区、南北にのびる四ツ橋筋、なにわ筋、あみだ池筋、新なにわ筋と、東西を通る長堀通が交わる付近に位置する「新町」と「北堀江」。それぞれ異なる歴史を綴りながら時を刻んできた二つの街を歩いてみる。且つては、井原西鶴や近松門左衛門の作品の舞台にもなり、桜の名所であった新町。その東側の通路として西横堀川に架けられていたのが新町橋。昭和46年頃の西横堀川の埋め立てによって姿を消したが、現在では阪神高速の高架下に記念碑が残る。そこから四ツ橋筋を越えて西に進んだところには、春には桜が咲き誇り花見客で賑わう新町北公園がある。公園内には、新町九軒桜堤の跡碑や芭蕉の句碑が残る。公園周辺は、フレンチやバールなどオシャレな飲食店が集まるスポットとしても人気で、公園を眺めながらのんびりとランチを楽しんだり、こだわりの料理とお酒に浸るには最良の場所。そこから更になにわ筋を越え、長堀通の近くに位置する新町南公園には砂場跡の碑が立つ。この地は、秀吉が大坂城を築城した際に、砂類の蓄積場が設けらた場所。そして、多くの工事関係者に麺類を提供する店「いずみや・津の国屋」などが開業した麺類店発祥の地としても知られている。その名残からか、新町周辺にはそば屋など、麺類店が現在も多い。 長堀通の南に位置し、地下鉄西長堀駅周辺に広がるのが「北堀江」。新なにわ筋沿いに市立中央図書館があり、多くの利用者が訪れるこの地は、土佐藩大坂蔵屋敷のあった時代から土佐藩にゆかりの深い地としても知られている。現在でも「土佐公園」や「土佐稲荷神社」などで、その関わりの深さに触れることができる。また、この地には、約3500体の大黒様を集めた「あみだ池大黒」や、この地の由来ともなった阿弥陀池が境内にある「和光寺」など、歴史に触れられる場所も多く残る。長堀通周辺には、細野組の本社ビルとして昭和11年に建築された「細野ビルヂング」や司馬遼太郎など多くの著名人が入居していたといわれる「西長堀アパート」などレトロな建物も街に溶け込み、独特の雰囲気を醸し出している。   改めて街を歩くことによって、わずかに残るその歴史や独特な空気感に触れられる楽しさ。春の清々しい休日に、且つて存在した街に思いを馳せながら、大阪の街を散策してみてはいかがだろうか。
この街の歴史を学ぶ 元禄作品の舞台桜の名所新町と土佐藩所 縁の地・北堀江 元禄時代には、伊原西鶴や近松門左衛門の作品の舞台としても登場し、今も芭蕉の碑が残る「新町」。桜の名所として名高く、秀吉の時代より麺類店発祥の地としても知られている。対して「北堀江」は、土佐藩ゆかりの地名が多く残る地。近代国家の誕生とともに事業拡大を目指して、時代のうねりの中を走った岩崎彌太郎など、土佐藩大坂蔵屋敷時代から三菱グループ創業までの栄華が色濃く感じられる。 新町〜北堀江をお散歩 碑や歴史ある建造物のほか、散歩の合間にランチやディナーなどが 楽しめるオススメの店舗など、新町〜北堀江を満喫するスポットを紹介。
信州八坂のそばと地酒 郷土料理に舌鼓 ぼっかけや
フレンチレストラン仕込みの こだわりの料理をお気軽に mammoth Cafe
アンティークグラスで 好みのお酒をたしなむ PAPPABAR
歴史を感じるレトロビルは アートの情報発信地 細野ビルヂング
関西の公団高層住宅の先駆け 11階建てのマンモス団地 西長堀アパート
和光寺 あみだ池の語源も残る 大阪の名刹
土佐稲荷神社 土佐藩とゆかりがあり 桜の名所でもある神社
新町北公園 地域の憩いの場であり 春のお花見スポット
「大阪あそ歩」で街歩きを楽しむ まちの歴史と人々に触れ合いながら歩く150のコースを設定

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