シルク「「いろんなものを見て、感じて、触れて。情報を得て消化することは自分を知ること」」
シルク/大阪府出身。大阪外国語大学外国語学部英語科卒業。1985年に漫才コンビ・非常階段として初舞台を踏み、NHK上方漫才コンクール最優秀新人賞など、数々の賞を受賞。現在は“よしもとの美容番長”として女性限定の単独イベント「べっびん塾」を主催。自身の美容知識をまとめた「シルクのべっぴん塾」シリーズは累計販売数が30万部を突破するなど、美の伝道師として幅広く活躍している。
シルクインタビュー

 巷に溢れる美容情報。いつまでも美しくありたいけれど、自分に本当に合った美容法を知る方は少ないのではないのではないだろうか。

 ウワサ年齢50歳。漫才師だった20代の頃よりも若々しい印象のシルクさん。取材当日もハツラツとした笑顔と美しい所作でスタッフを迎えてくれた。果たして彼女の美しさの秘密と情報収集法とは?

 「私の情報収集法はアナログもデジタルもハイブリット。美容情報の精査は、ほぼ人体実験ですね(笑)。街中や電車で美しい方を見かけると、見知らぬ人でも直接話しかけて、美容法や日々食べていらっしゃるものを伺うんです。肌がとても美しいので参考にしたいと話しかけると皆さん快く教えてくださいます。今日からできる美容法としておすすめなのは『TTP』。憧れのモデルさんや女優さんの仕草、ライフスタイル、運動法を徹底的(TT)にパクる(P)こと。そして、実際に自分の生活に取り入れてみる。誰かに効果的な美容法が自分にとっても良いとは限りませんから、実際に取り入れてみて、自分の体がどう反応するかを観察するんです。私も自分のなかで消化させることで情報を見極め、納得したものだけを続けるようにしています。そういった意味で情報を収集して精査することは自分を知る作業に繋がることかもしれません。今までたくさん失敗もしましたが、“自分を知る作業”を積み重ねたことによって、情報に踊らされることも少なくなったと思います」。




 2007年からスタートし、10代から80代まで幅広い年齢層の女性が参加する女性限定セミナー『べっぴん塾』。セミナーやブログなど、シルクさん自身が情報を発信する側になったことによって、情報の見極めは以前と比べてシビアになったそうだ。「インターネットから情報を得るときは、その情報は誰が発信しているのかを確認して、疑問に思ったことは専門の先生に質問するようにしています。自分にとって本当に良い美容法を見つけるためには“情報を選ぶ基本となる知識を持つこと”が重要だと思います。基本となる知識とは、食べ物の栄養や食材が体に与える影響など、人間の体の仕組みに関する基礎知識。わからないことは専門家の先生に質問したり、本を読んだり、能動的に知識の幅を広げることが自分の見る目を養うことになると思います。人間が老化するのは自然なこと。日々の積み重ねで老化の進行は遅らせることができますから、年齢で美容を諦めないでほしい。『べっぴん塾』では、毎日少しずつ続けられる美容法をお伝えしています。美しくあるためにお金をかける必要はないので、1日1分でも時間をかけてあげることが未来の美に繋がるんです」。




 柔軟に物事を受け入れ、年を重ねることを純粋に楽しんでいるシルクさんが想う“輝いた人生”とは?

 「やっぱり健康であることですね。バランスの良い食事を摂ることはもちろん、良い音楽や映画を鑑賞して第六感を養うことも人生を輝かせるために必要なことです。そして、目標に向って進むこと。目標に向っている人って女性でも男性でも輝いていらっしゃいますよね。10年後というと遠過ぎて、なりたい自分をイメージすることが難しいかもしれませんが、3年後というとグッと現実味が増して未来の自分を想像しやすくなります。収入を増やしたいとかワンちゃんが飼いたいとか、広い家に住みたいとか、イメージすることは何でもいいと思うんです。未来に向って、欲張らずに着実に進む。美しさを保つためにも、目標達成のためにも、欲張らずに出来ることを出来る範囲で〝続ける〟ことが一番大切なのだと思います」。

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