高齢化社会は目の前。仕組みを知るのと知らないのでは大違い。上手に利用して安心セカンドライフを送りましょう。
丸尾 仁志
株式会社アクティブライフ
(大阪ガスグループ)
アクティブライフ豊中 営業課 兼
在宅サービス課 課長
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介護保険制度は医療保険制度と比較して、負担割合,利用方法,対象者などが異なります。
ここでは、負担割合と利用方法についての違いを記載します。
医療保険制度では年齢や所得に応じて窓口でのお支払いは1割~3割負担ですが、介護保険制度では、年齢や所得に関わらず実際かかった金額の1割(食費等の実費は除く)を介護事業者に支払うことになります。
また、医療保険制度では高額療養費等を除くと、例えば1割負担の方はどれだけ利用しても1割負担です。
しかし、介護保険制度では介護保険制度の各段階(注)で限度額(上限額)が決まっています。つまり、限度額までは1割負担ですが、限度額を超えて利用される場合は10割負担(全額自己負担)となることにご注意ください。
注)介護保険制度は、要支援1~2の2段階と要介護1~5の5段階の合計7段階に認定された場合にのみ利用できます。なお、要支援1が一番経度で、要介護5が一番重度です。
ここでは、負担割合と利用方法についての違いを記載します。
医療保険制度では、例えば腹痛になった場合は、自分の意志で自由に病院を決めることが出来ますが、介護保険制度では利用方法が次のようになります。
原則ですが、ケアマネージャー(ケアマネ,介護支援専門員とも呼びます)に介護の必要な方の心身の状況に応じたケアプラン(介護計画)(注)を立ててもらい、このケアプランに従って利用することになりますので、自分の意志で自由に決める事ができませんのでご注意ください。
注)ケアプラン(介護計画):どのような介護サービスをどこで、いつ、どれだけ利用するか決める計画の事です。
次回は、介護保険制度のしくみについてご説明します。