シニアのためのソーシャルネットワーク

50歳もなかばになって、老眼もすすんできましたが、根気もあまりないくせに新しいITツールがでるとやってみたくなります。iPhone 4も出てすぐ買いました。が、音楽を聞くだけとなっています。途中でお話が脱線することも多くなるとは思いますが、みなさんと一緒にソーシャルネットワークを勉強していけたらと思っています。

コラム一覧
第3章 シニアのためのセカンドライフ
第二十回 セカンドライフビジネスに必要な知識(4)
第二十一回 セカンドライフビジネスに必要な知識(5)
第二十二回 セカンドライフビジネスに必要な知識(6)
<前へ
次へ>
■担当マナビスト

山下 勝也
有限会社クレッシェンド
代表取締役
URL : http://crescendo.ne.jp
ツイッター :http://twitter.com/
#!/cresc_katsu/following

【 第3章 シニアのためのセカンドライフ】
 第二十一回 セカンドライフビジネスに必要な知識(5)

 今回は「お金」の問題です。「お金」いわゆる「開業資金」の問題です。ビジネスを立ち上げるときの資金は住宅ロ-ンなどとは違い、日本政策金融公庫や各都道府県の信用保証協会の保証付の融資を各金融機関で受け付けています。

 基本的にセカンドライフビジネスは定年退職後の生き方のなかでの選択であり、家族を養わなければならないなどの切羽詰まった理由で始めるものではありません。セカンドライフビジネスの創業時にまず借り入れをして始めなければならないというのはリスクが大き過ぎるでしょう。

 創業時の資金の問題については、いわゆる商売上の資金というのは、自分がサラリーマンをしていたときの感覚、本を読んでいたときの感覚から想像していた以上の迫力で経営者に迫ってきます。

 一度資金ショートを起こすと、例えば経営規模によっても違いますが、百万単位、千万単位のお金は、熱したフライパンの上に水を一滴落とすのと同じくらい瞬間的になくなってしまうということです。

 お金の問題について言えば、自分の生活を含めて最低最悪の状況を設定して、シミュレーションすべきです。極端な場合、この程度の部分まできたら、経営上速やかに進退の決断をせねばならないという基準、すなわち「資金と経営の限界点」を設定しておくとよいでしょう。

 そしてこの「資金と経営の限界点」はすでに述べた「人」や「物」の要素をすべて加味して決定してください。特に重要な会社の営業力、創業時では自己の営業力の裏づけとの兼ね合いで決定して見てください。

 セカンドライフビジネスであっても、基本的に自分がビジネスをすると決断をしたときからリスクを多かれ少なかれ負うという覚悟をしなければなりません。但し、セカンドライフビジネスでは、致命的なビジネスを、失敗をしてまでやり続けるものではないということを意識しておくべきです。

 セカンドライフにとってお金は大切なものであり、老人と呼ばれるようになったときにはお金は「老人の杖」と呼ばれるぐらい大切なものとなります。

新規会員登録

全国のあすたいむ倶楽部