▶ iza-Now特集 > ビジュアルアーツ専門学校の授業から 写真上達へのヒントを探る
ビジュアルアーツ専門学校の授業から写真上達へのヒントを探る 50年の歴史があり、多方面で活躍する数々の写真家を輩出している「ビジュアルアーツ専門学校」。 独自のノウハウを持つ写真学科での学びを知ることは、読者にとっても写真上達へのヒントとなる。写真業界で活躍する多くの写真家を輩出した独自のカリキュラム 2年間のカリキュラムを通して、写真業界の様々な職種で活躍する写真家を育てる「ビジュアルアーツ専門学校」。優れた作品を写真集として後世に残すことを目的とした「ビジュアルアーツ・フォト・アワード」も創設し、若い写真家の可能性を引き出すことにも尽力している。ここでの授業は、写真の基礎をはじめ、ロケーション撮影、スタジオでのモデル撮影、4×5大型カメラでの撮影、モノクロや暗室での大サイズプリント、デジタルでの写真加工・調整など内容が多彩。学びと実践、そしてプロの写真家による批評を繰り返すことで、写真の技術が磨かれていくのだ。その中には、読者が実践できることが多く隠されているので、4つのPOINTに分けて探っていこう。
写真上達の為に学びたい4つのPOINT point1 様々なシチュエーションで撮る 1年時から屋外での撮影テクニックを、スナップを基本に習得。スタジオ撮影では、ライティングの基本などを実践的に学び、作品制作を行う。このように様々なシチュエーションでの撮影を通して、「見る」「感じる」「撮る」という経験を重ねていく。point2写真の歴史を学ぶ アナログ機材を用いた授業は必須。4×5大型カメラでの撮影やモノクロ、暗室を用いての現像など、伝統的な写真の技術を学ぶ。さらに、3000冊を超える写真集を納めた図書室を利用して、写真の歴史に触れることが可能。point3 表現意識を持つ 夏期課題として学生に提出を求めている「オリジナル写真集づくり」。複数の写真で構成した写真集にすることで、表現意識を磨く。プロや学生から賛否両論の批評を受ければ、自身の写真を客観的に受け止めることができ、撮影の幅が広がる。point4 写真を編集・加工する 最新のMac Proと液晶モニターを備えたMacルームで、デジタルフォト実習を行う。コンピューターでの画像処理やカラーマネジメント、撮影など、デジタルフォトの分野で必要な知識を基礎から学ぶことができる。 ビジュアルアーツ専門学校の講師が教える 写真上達へのワンステップ! 孫を撮る 運動会での孫を躍動感たっぷりに撮影したい シャッタースピードを調整シャッタースピードは、露出量をシャッターが開いている時間でコントロールする。だから被写体の動きがどのように写るかに効果が現れます。 花を撮る 山で出会った花をよりキレイに撮影したい 被写界深度を考える絞りは、ピントを合わせたポイントの前後でピントが合っていると見なせる範囲である「被写界深度」を変化させる効果を持つ。逆に言えば、絞りはピントの合っていない「ボケ」の具合をコントロールする。

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