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第1回「トマト」

■タネまきと植え付け

深植えになりすぎないように、ポット苗の土の表面が、コンテナの土の表面より少し出るくらいが目安。

 プランター菜園(家庭菜園)の場合、苗を購入して育てるのが一般的です。
というのは、タネまきから植え付け適期の4月下旬~5月上旬から逆算すると、2月中下旬の低温期にタネまきしなければならず、保温など管理が大変だからです。もし、自分でタネから栽培してみたい場合は、育苗して取り組む必要があります。
 植え付けは、遅霜の心配がなくなる4月下旬~5月上旬ごろに行います。
トマトの植え付け適期苗は、第1花房の1~2花が開花するくらいの大きさですが、市販苗は一般に小さめの9㎝ポットが使われているので、購入してから12~15㎝ポットに移し、1番花は咲き始めるまで養生した方が生育がよくなります。

■整枝(仕立て方)・誘引

苗が活着し、葉や茎が勢いよく生長してくると、葉の付け根から盛んにわき芽が出てきます。「おっ、調子いいなあ!」ではありません。トマトは一般にわき芽をすべて摘みとり、主枝1本にのみ着果させる、1本仕立てで育てます。

こまめにわき芽とりをし、その後ひもで茎を支柱へ8の字に誘引します。わき芽をとることで果実を大きくし、日当たりと風通しをよくするので病害虫も減少します。

■ホルモン処理

 第1花房の着果は草勢の安定のために必ず成功させなければなりません。一般に第1花房の開花期は低温なので、トマトトーン100倍液を散布し、着果を促します。

■追肥

 プランター栽培では畑と異なり、水やりと同時に肥料分が外に流れ出てしまいます。そこで、定期的な追肥が成功のポイントとなります。

■収穫

 開花後50~55日で着色してきます。プランター菜園では、真っ赤に熟してから収穫しましょう。しかも朝ならなおおいしい。朝日にきらりと輝く、真っ赤なトマトを収穫する時の心地よい重みと、かじった時の新鮮な甘みが、心にジーンと響くことでしょう。

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