発芽適温は15〜25℃、生育適温は18〜21℃で、ニンジンは直根性といって、根がまっすぐに伸びて生長する野菜なので直まき(条まき)にします。プランター栽培に向くミニニンジン『ピッコロ』は、タネまきを春3〜4月、夏8月に行います。発芽までに夏でも8〜10日かかり、その間に乾燥すると極端に発芽率が低下します。
タネまき後はたっぷりと水やりします。ニンジンは発芽しにくい野菜の1つなので、発芽するまでは土を乾かさないように注意しましょう。発芽したら水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと行うようにします。その後は、土の表面が乾くまで次の水やりを控え、根腐れを予防します。
条まき後、発芽して葉が混みはじめたら間引きします。本葉2〜3枚のころまでに1.5cm、本葉5〜6枚のころ3〜5cm間隔に間引きます。間引きは、ニンジンの根を肥大させる重要な作業ですから、遅れないことを心掛けましょう。間引き後は、株元がぐらつかないように根元に土寄せをし、同時に青首(首元が青くなること)を防ぎます。
間引きした株(間引き菜)の葉は、やわらかくておいしいので、おひたしや汁の実などに利用するとよいでしょう。
2回目の間引き以降、2週間に1回程肥料を軽く1つまみ(10g程度)を株元に追肥します。また週に1回、500倍程度の液肥を水やり代わりに施してもよいでしょう。肥料が不足すると、根の発育が悪くなるので注意します。
主な害虫には、キアゲハの幼虫やアブラムシなどがあります。タネまき後にプランターを防虫ネットの「サンサンネット」などで覆い、害虫が入らないよう防除してください。
タネまき後2ヵ月半〜3ヵ月で収穫できます。根の太いものから収穫しましょう。『ピッコロ』は根長10〜12cm、太さ1.5〜2cmが食べ頃の目安です。
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