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第6回「インゲン」

■タネまき

インゲンはつるあり種とつるなし種がありますが、つるなし種の方が収穫までの期間が短くて、支柱の必要もないのでプランター栽培向きです。
発芽適温は23〜25℃、生育適温は15〜25℃で高温期は着莢が悪くなります。インゲンは、4月中旬〜7月中旬までならいつでもタネまきが可能です。コンテナに底が見えなくなる程度の軽石を敷き、培養土を入れます。ウォータースペースは1〜2cmとします。
20cm間隔で、1カ所3〜4粒の種子を直まきします。発芽直後の双葉を鳥がねらっているので、本葉が出るまで寒冷紗(かんれいしゃ)やベタがけ資材をかけておくとよいでしょう。

■間引き

発芽し、初生葉(本葉)が開き始めたら、鳥よけを外して1カ所2本に間引き、双葉の位置まで軽く土を寄せます。

■追肥

追肥は2週間に一度を目安とし、液体肥料を500倍で水やり代わりに施します。

■支柱立て

つるあり種の場合、草丈が20cm以上になったら支柱を立て、つるを誘引してください。2mほどの長さの支柱を、3本組み合わせて利用します。つるなし種でも開花し始めて草丈が高くなり、倒れてくるようなら、長さ70cm程度の支柱を立てます。

■開花時のポイント

開花してから莢ができるまで肥料や水分が不足すると花が落下したり、莢が曲がりやすくなり食味も悪くなります。開花が始まれば、土が乾かないようにこまめに水やりを行います。

■病虫害の防除

インゲンの主な害虫は、アブラムシとハダニです。害虫は見つけたら捕殺します。発生が多い場合は、殺虫剤を利用します。できるだけ日当たりがよく、風通しのよい場所で育て、病害虫の予防に努めましょう。

■収穫

開花後10〜15日、莢の長さが12〜13cm程度のころに収穫します。つるなし種は一斉に莢がつくので、とり遅れに注意します。つるあり種は1ヵ月〜2ヵ月ほど次々に収穫できます。家庭菜園ならではのとれたての歯ごたえと甘みを、たっぷりと楽しんでください。

とれたてがうまさの秘訣!鉄やミネラルを含むおいしいインゲン

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