発芽適温は15〜20℃、生育適温は15〜22℃と冷涼な気候を好みます。タネまきは、春は3月下旬〜5月下旬、秋は9月上旬〜10月中旬に行います。コンテナの底に鉢底石を敷いて培養土を入れ、ウォータースペースを2cmくらいとります。
小カブ栽培では条間を10〜15cmあけ、2条のまき溝をつけます。1cm間隔でまくようにします。
1回目
小カブの場合、タネまきから約7〜10日後、本葉1〜2枚程度までに、3cm間隔となるよう間引きます。間引き後は周りから軽く土寄せし、十分に水やりします。
2回目
1回目の間引きから1週間後、本葉が3〜4枚のころ、2回目の間引きを行います。6cm間隔になるよう間引いた後、化成肥料を軽く1つまみ(約10g) 追肥し、株元へ土寄せします。
3回目
2回目の間引きから1週間後、本葉5〜6枚のころ、12cm間隔になるよう最終間引きをします。間引き後、化成肥料を軽く1つまみ(約10g) 追肥し、株元に土寄せします。
2回目と3回目の間引き後に、それぞれ化成肥料を軽く1つまみ(10g前後)ほど与えます。
アブラムシ、アオムシ、コナガなどがつきやすいので、こまめに観察と駆除を行います。播種後すぐに防虫ネットを利用すると害虫の飛来を防止できます。ネットとプランターに隙間ができないようしっかりと四方を止めておきます。
小カブの場合は、3回目の間引きから2〜3週間後、根の直径が5cmくらいになったころが収穫の目安です。葉の付け根を手で持ち、引き抜きます。小カブの葉は、みそ汁の具材やおひたしに使えますので、ぜひ利用しましょう。
【裂根】
カブは、収穫時期が遅れると大きくなりすぎて根が割れ、またスが入って品質が落ちてしまいます。そうなる前に適期で収穫してください。
裂根は、乾燥が続いた後で急激に水をやったり、収穫間際になって乾かしすぎに気づき、あわてて水を与えたりした場合にも起こります。また、株間が込みあった状態にしておくと、形がゆがむこともあります。適切な管理と適期の間引きなどで、きれいなカブを育てましょう。
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