瓦そばは、山口県の西部下関市豊浦町の郷土料理で、川棚温泉のホテルや旅館を中心に山口県内の家庭でも広く親しまれていています。文字どおり、熱く熱した瓦の上に茶そば、牛肉、のり、ねぎなどをのせて、レモンともみじおろしを入れたつゆにつけていただきます。その由来は、明治10年、西南の役の際に熊本城を包囲した薩摩軍の兵士たちが、瓦の上で肉を焼いて食べたという言い伝えから考案されたと言われています。
麺が茶そばなのが美味しさのポイントのひとつで、瓦のうえでパチパチと音をたてる茶そばが香ばしく、熱々をつゆにつけていただけば、とても美味しい郷土料理です。
<具材> | ||
茶そば | ………… | 2人前 |
牛肉 | ………… | 150g |
ねぎ | ………… | 適量 |
卵 | ………… | 2個 |
きざみのり | ………… | 適量 |
麺つゆ(かつおだし) | ||
……… | 400ml | |
輪切りレモン | ……… | 適量 |
もみじおろし | ……… | 適量 |
(お好みで) |
山口のこだわりのお酒「獺祭(だっさい)」をはじめ、多種の地酒も楽しめます。有機で育てられた野菜や食材など厳選の素材で、カラダにも気遣ったお食事を提供するお店です。
山口県岩国市の郷土料理「岩国寿司」は、大きな木枠に季節の具材と甘めの寿司飯を交互に何層も積み重ね、いっぺんに4〜5升を人が重石となって踏み固めてつけ込む豪快な作り方が特徴です。
炊きあがったご飯に、サワラ、アジなどの生魚の身をほぐして混ぜ込みます。大葉や錦糸卵、椎茸などをのせた鮮やかな出来上がりで、江戸時代には、岩国藩主吉川公に献上して喜ばれていたことから「殿様寿司」とも呼ばれています。山口県ではお祝い事に欠かせない郷土料理です。