鶏の骨付きもも肉をオーブン釜やフライパンなどで焼き上げたもので、全国的にも珍しい料理。地元の人たちにも人気で、噛みごたえがあり、深い味わいの「おやどり」と、柔らかくて食べやすい「ひなどり」の2種類があります。どちらも皮がパリッと香ばしく、かぶりつくと肉汁があふれ出て、一度食べるとやみつきになるかも。この肉汁にキャベツやおにぎりを付けて食べるのもたまりません。ビールとの相性も抜群です。
県内では、クリスマスの定番メニューにもなっています。
串焼きは30種類以上!素材にこだわった名物のねぎたっぷり焼きめしをぜひ味わってください。
「おいり」のはじまりは、およそ420年も前のこと。天正15年(1587年)、讃岐国丸亀城主に初代生駒親正公が任命されてきました。その姫君のおこし入れが決まったとき、城下の農民がお祝いにと煎った五色のあられを献上しました。すると、殿様は大変気に入り、ご褒美を賜ったそうです。それから、婚礼のおめでたいお煎りものとして広く知られるようになりました。今も西讃では、お嫁さんのお土産としてご近所に配ったり、披露宴のお膳につけられたりしています。また、喜びの引き出物として出産や初節句(ひな祭り)、お誕生日、新築祝い、長寿祝いなど、さまざまな場面で使われるほか、美しく食べやすいお菓子として、お土産としても人気があります。