ユリの園芸品種は、現在、英国王立園芸協会で9つの分類に沿って登録されています。
オリエンタルハイブリッドやアジアティックハイブリッドなどの交配種の品種群とそれらの原種、そして原種の変種群に分類されます。
LA系(ロンギフロラム・ハイブリッドとアジアティック・ハイブリッドの交配種)、LO系(ロンギフロラム・ハイブリッドとオリエンタル・ハイブリッドの交配種)ともにテッポウユリの花形を生かしながら、白以外の花色を開発することを目的とした系統です。LO系の”プリンスプロミス”、”乙女の姿”など、淡いピンクのテッポウユリ型の花に人気があります。
現在、世界一のユリ球根生産国であるオランダでは、球根生産に加えて品種の改良も盛んに行われています。毎年5月に、キューケンホフ公園の室内展示場でユリの展示会「リリーパレード」が開催され、多くの新しい品種がお披露目されます。チューリップの展示で世界的に有名な公園ですが、同時期にユリの展示会も催されているのです。展示場内に所狭しと飾られた豪華なユリはまさに衝撃的で、会場内に立ち込めた強い芳香もなかなかに刺激的ですが、それよりも「こんなにも華やかな花があるのか」と、ただただ驚くばかりです。その中でも、オリエンタルハイブリッドの大輪で色鮮やかな花の存在感は際立っていて、それこそ圧倒されます。
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